東京都・青梅宿妖怪伝説スタンプラリーに行ってきました(その2)

いたち

2017年03月14日 15:01

こんにちは、いたちです(・ω・)
2月下旬の週末に行ってきた
青梅宿妖怪伝説スタンプラリー参加記録の続きです


※2017年のイベント詳細が載っていた
 青梅観光協会のお知らせがなくなっていたので
 上記リンクは2016年の特設サイトです


その1はこちら↓
2017/03/10



先にちょっと寄り道しました
その1で最後に訪れた5箇所目の宗建寺から南下すると
多摩川にかかる調布橋があります
ここが、あの「雪女」伝説発祥の地と言われています






むかし昔、まだ治水技術がさほど発達していない時代
この場所は川幅が広く水かさが増すと急流になることから
洪水があるたびに橋がながされてしまったそうです
だから、川を往来する人々の足として渡し船がありました

ある雪の降る寒い夜、木こりの若者と老人が
ひと仕事を終えて川を渡り村に戻ろうとしました
しかし渡し船は対岸にあり、渡し守も見当たりません
いよいよ雪は強さを増してきました
2人はしかたなく渡し守の小屋で一晩を明かすことに

夜更け、頬を撫でる雪で若者が目を覚まします
小屋の戸はしっかりと閉じたはずなのに
訝しみ目を開けると、そこには白装束の女がおりました
女は、寝入っている老人に息を吹きかけています
若者が起きたことに気がつくと老人から離れ、近づいてきます
ゆっくりと屈んで、ついには頬が触れるほどになりました
雪あかりに照らされたその顔は大層綺麗でした
しかし、その目はとても恐ろしかったのです
女はしばらく若者を見つめたあと
薄い笑みを浮かべてささやきかけました








以下略(`・ω・´)








そんな伝説の場所は、この調布橋から少し下流にあった
“千ヶ瀬の渡し”という場所だそうです
ちなみにここはスタンプラリー会場ではないので
スタンプはありません。ご注意ください





6箇所目
延命寺
(青梅市住江町82)




こちらの妖怪伝説は「どんりゅう堂」
呑竜(どんりゅう)さまは江戸初期のお坊さんです
修学を重ね、大光院(現在の群馬県太田市)という
お寺の住職となりました
乱世後の混沌としたこの時代
山村は貧しい家が多く、子どもを育てられずに
親に捨てられてしまったり
売られてしまうことも多かったそうです
そんな状況を嘆いた呑竜さまは
国禁を犯し幕府に罰せられることも厭わず
貧しい子どもたちを弟子という名目で寺で受け入れました
いつしかその善行は認められ「子育てどんりゅう」と
呼ばれるようになったそうです
境内には呑龍上人の分影を迎えた「呑龍堂」があります
……これって、妖怪じゃないですよね?(´・ω・`;)






7箇所目はボーナスステージ(?)
「昭和レトロ商品博物館」(青梅市住江町65)




妖怪伝説の地ではないですが
こちらにもスタンプが設置されております
絵柄は可愛らしい雪女でした





向かい側にある「昭和幻灯館」(青梅市住江町9)では
スタンプを4つ以上集めたイベント参加者に
あったかいお汁粉が無料で振舞われます






日が傾いてきた頃だったので
このあったかいおもてなしが心に滲みました(*´ω` *)
寒い中なのに、店頭で参加者さんを待っていて
お汁粉を注いでくれたおねーさん、ありがとうございました





8箇所目
住吉神社
(青梅市住江町12)




こちらの妖怪伝説は「流転のサル人形」
その昔、“江戸の天下祭り”でも使われたというサル人形
一見縁起が良さそうですが、どうも良くないことが続いたそうです
だからそのうち川越の方へと売られてしまいました
しかし売られた先でもやはりよくないこと続きます
回り回って行き着いた先はここ青梅でした
こちらの神社のお祭りで曳かれている山車
その上に、明治の終わり頃まで飾られていました
でもやはり、ここでも変事が起こったため
今では使われなくなってしまったそうです
いわくつきのサル人形、次はどこへ流転されるのでしょうか?







9箇所目
乗願寺
(青梅市勝沼3-114)




こちらの妖怪伝説は「テンマル」
他の地域ではあまり聞かない、青梅の固有種(?)だそうです
境内入り口にある山門横の大杉をねぐらとしていた
ムササビのようにふわりと飛び
貂のように鋭い爪と牙を持っているとされる妖怪です
その正体がただのムササビなのか、貂なのか
はたまた彼らが化けた妖怪なのか不明ですが
山門横の大きな杉の木は現存しています
今でも、もしかしたら木の上から
テンマルがあなたを狙っているのかも
ちなみにこのテンマルは、子ども一番のお気に入りです(笑






と、いうことで無事9つのスタンプをいただくことができました!





スタンプ集めの記念品授与は16:00までなので
急いでスタート地点でもあった観光案内所へ戻りました





そして無事に記念品である
「青梅妖怪絵図」をいただくことができました!
最初、スタンプ用紙をもらう際に
「順調に歩けば1時間くらいだよ!」と言われ
距離的にも2~3kmくらいなので
子ども連れでも2時間かなと考えていましたが
まったり各所見ながら、子どもにお話をしながらだったから
軽く3時間以上かかってしまいました(笑
子どもも奥さんも良く歩いて頑張ってくれました!






こちらがその記念品「青梅妖怪絵図」
なかなか上質な紙と印刷です
妖怪伝説に思いを馳せながら
歩いて見て回っただけでも大満足でしたが
この記念品も良い思い出の品となりそうです
子どもは「宝の地図みたい」と大喜びでした





表面には美しくも恐ろしい雪女さんが描かれています
次回などに参加される方のお楽しみのため
中面は一応非公開としておきます(ΦωΦ)






今回いたちが参加したのは、1人100円で専用用紙をもらい
各々好きに回って楽しむスタンプラリーでしたが
ツアーガイド付きの「青梅妖怪伝説寺社巡り」
(参加費1人500円・予約先着)もあるようです

良い運動にもなるし、ただの観光では訪れない場所や
歩かない路地なども散策できたので、すごく楽しかったです!
妖怪や昔話好きなら、ぜひ参加してみてください



あ、ちなみに今回はスタンレーマグボトルの屋外デビューでした
ワンアクションで直接飲めるから大活躍でした!








以上、いたちでした(・ω・)






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