はじめに……じつはこの記事に使われてる写真はすべて数年前に撮影したものです
ブログの記事にしようと思って撮ったんですが、あれよあれよと秋になり冬になり……
いたちによくある「時期を逃しお蔵」でした(笑
先日、某所でポータブルシャワーの話があがったので、これぞ天の恵み(?)と掘り起こしました(笑
今回の作業の大まかな流れはこんな感じ
要は修理というより部品交換になります
※今回は「ポンプ不良による故障」だったためです。故障箇所がこれ以外の断線やスイッチ不良の場合、修理方法は異なります(といってもパーツ的に「ポンプ」「コード類」「スイッチ」、簡単なところでは「ヒューズ」のいずれかだとは思います)
まずは不動の原因究明ということで、ポンプ部分を分解してみます
内蔵されている水中ポンプを引き出すと……サビサビ(ヽ´ω`)
使用は真水のみで使用後はちゃんと水切りしたつもりだったんですが、水分が残っていて錆びて固着してしまったようです
故障箇所がわかったので修理に取り掛かります
まずはシャワーのスイッチ部分を分解して電源のプラスとマイナスを見極めます
ちなみにスイッチ部分のネジもサビサビでした(笑
スイッチ内部はこんな感じ
防水性は持たせているようですが、ものすごく簡素な作り
写真の青い配線なんてネジにハンダ付けされていました(笑
続いてシガープラグ部分を分解
写真はヒューズ部分を外した状態です
(ここは加工はしないので、チェックが終わったら元に戻します)
車両に備わっているシガーソケット(メス側)は中心奥にある端子がプラス、内側の金属全面がマイナスです
つまりこのシャワーの電源は、青い線がプラスでうぐいす色っぽい線がマイナスということになります
プラスマイナスがわかったらスイッチ部分の、ポンプから伸びている方の配線を外します
続いて代替ポンプの用意
じつは12Vのポータブルシャワーには、一般家庭で使われる「バスポンプ」が使えます(※かならず12V直流電源仕様かを確認してください。また、ポータブルシャワーにもとから付いているヒューズのアンペア数が、代替ポンプのアンペア数より小さい場合は、適した容量のヒューズに交換してください)
いたちは工進というメーカーさんの家庭用バスポンプ KP-103を用意しました
ちなみに現在は後継機種の「KP-104」が出ているようです
工進 家庭用バスポンプ KP-104
新品未使用のバスポンプに、惜しげもなくメス(ニッパー)を入れます
流用するのはポンプ部分だけです
ポンプから伸びるコードを、一番遠く(コードが長くなるように)でカットして、配線を剥いておきます
いたちが使用した「KP-103」では、赤と白の配線が使われていました
このプラスマイナスもチェックしなくてはならず、安全を期すならテスターを使うことが望ましいです
(いたちはめんどくさがって赤=プラスの図式で試しもせずに作業を続けたのは内緒ですw)
先程壊れたポンプからの配線を取り外したスイッチに戻り、新しくバスポンプの配線を、プラスマイナス間違えないようにハンダ付けしましょう
(確かめていませんが、マグネットポンプだったらプラスマイナスを間違えると吸込と吐出が逆になるんですかね)
配線処理を終えたらスイッチ部分を組立てて元通りにします
最後にシャワーホースの付け替えです
写真左がシャワーホース、右がポンプの吐出口です
バスポンプの吐出口はだいたい家庭用の一般的なホース(内径12~15mm)が取り付けられる外径になっていると思います
一方、ポータブルシャワーのホース内径はこれより細いことが多いです
ということでジョイントを作ります
いたちの場合はポンプの内径とホースの内径がだいたい一緒だったので、適当な太さのパイプを用意して、内=内をつなげるジョイントを作ることにしました
ここいらは、使用するバスポンプとシャワーホースの形状や径によってうまくやってください(なげやりw)
ヒートガンでパイプを炙って曲げて、シールテープを巻いてつなげて終了(*`・ω・)ゞ
早速試運転、見事シャワー復活です!
以前より流量も多くなりました(ここは代替えポンプの性能に左右されます)
この作業から何回か使用機会がありましたが、不具合なくばっちり活躍してくれています
作業的には交換するだけですからとっても簡単です
費用的には、バスポンプ代(安いものなら1000円ちょっと)くらいなので、買い換えるよりは安く付くと思います
でも、当たり前ですが保証はないので安心安全を重視するなら、買い替えたほうがベターです
もちろんこの記事は、製品の分解・加工を推奨するものではございません(。-`ω´-)
以上、いたちでした(・ω・)
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